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【鳩よけ】ベランダにやって来る鳩との戦いに負けた人間の記録(事件発生編)

      2023/02/17

2023年2月某日の夜のこと。ゴミ捨てに出ようと玄関まで行ったところで、妻は簡易の外履きスリッパをベランダに持っていってそのままにしていたことを思い出した。スリッパを取りにベランダへ向かったところで異変に気がついた。ベランダの溝の部分に、朝はなかったはずの“ピンポン玉よりひと回りほど小さい白い球体”が転がっていたのだ。

試合終了、勝者は鳩

2年弱にわたって、我が家は「鳩(ハト目ハト科に属する鳥類の総称/pigeon)」に悩まされていた(→「【鳩よけ】ベランダにハトが来るようになったので対策を試みる(2021年5月の記事)」)。頻繁にベランダにやってきては朝から大音量で鳴く鳩たち。やつらの襲来に気づくたびに人間はカーテンを開け、時には窓を開けて追い払っていた。

鳩が苦手だというミントを使ったアロマオイルをベランダのあちこちに吹きかけても、やつらの行動に変化はなかった。仕方がないので「ハートジェル」というジェルタイプの忌避剤(要コーキングガン)を購入し、やつらがよく止まる手すりなどに塗りまくった。

忌避剤を塗ってしばらくの間はよかったものの、やつらも馬鹿ではないのだろう、徐々にまたベランダに姿を現すようになった。人間はそのたびにカーテンを開け、時には窓を開けて追い払っていた。

しかし、そんな努力も虚しく、我が家のベランダで繰り広げられてきた鳩VS人間のスペシャルマッチの結果はご覧の通り。2023年2月某日の夜、室内からの明かりを反射して白く輝く鳩の卵を見つけてしまったのだ。

▲ベランダのこの辺りにも「ハートジェル」を塗っていた。ジェルにくっつくように鳩の羽などが散乱してしまい、挙げ句産卵されてしまっている

人間の選択肢は「我慢する」か「鳩駆除業者にお金を払う」のみ

鳩を傷つけないように追い払うことは許されていても、「鳥獣保護法」という法律によって許可のない捕獲や駆除(卵含む)は禁止されているらしい(場合によっては追い払い行動も罰則の対象になることがあるらしい…なんだよそれ…)。

法律を持ち出されてしまっては勝ち目はない。ポケモントレーナーがバトルで負けて勝者にお金を払う姿はこれまで何度も見てきたが、まさかそれを鳩とのバトルで体験することになるとは(しかも敗者側…)。

「ハートジェル」というジェルタイプの忌避剤は1本約3000円。それを我が家ではこれまで3本消費してきたのだが、それでも鳩を追い払い切ることができなかった。使った当初は効果があったから、おそらく使うタイミングが遅かったのかもしれない(鳩の帰巣本能はすごい)。卵を産まれてしまっては「ハートジェル」では太刀打ちできない。

…とモヤっている私の横で、妻はスマホで鳩駆除業者を調べ始めていた。

鳩駆除の金額、どの業者もHPに目安金額の記載なし…

業者に頼むといくらくらいかかるのか。ネットで調べてみると、安くても「1万1000円〜」と出てくる。しかし、細かな金額についてはどこの業者も公式サイトには掲載しておらず、「現場を見て見積もりをお出しします」的なことしか書いていない(自分調べ)。

これに対して、またもモヤってしまった。

社内で「この場合はいくら」みたいルールや基準のようなものはきっとあるはずだから、例えば「卵の駆除だけならいくら」「巣の撤去ならいくら」「予防もするならいくら」みたいなおおよその目安の金額くらいは書いてくれてもいいのではないだろうか。そういうのは一切なしで「●●円〜」みたいな書き方をされてしまっては、最大でいくらかかってしまうのだろうと予算感が不透明なため、利用者側としては不安でしかない。

往々にして、業者の公式サイトには「クレジットカード使えます」と書いてある。「いくら用意しておけばいいんだろう…」と不安な客に対して気を利かすのはそこじゃねえんだよ、と思ってしまった次第である。

しかし、法律には従うしかないのだ。仮に鳩駆除業者から法外な金額を提示されたとして、それに文句を言ったところで状況は変わらないだろう。なんなら「あ、じゃあいいですよー。鳩が巣立つまで我慢してくださいねー」となり、状況は悪化するだけだ。ああ、にくい。鳩と鳩駆除業者を守る法律がにくい。

できることなら、鳩の卵を鳩の卵と認識できないまま、それを“何者かに投げ込まれた鳥の卵のようなもの(=ゴミ)”と認識してうっかり捨ててしまいたい。ところがどっこい、そうは法律が許さない。

「1万1000円〜」と“比較的わかりやすく”書いていた業者に連絡

この時点ではまだ上記のモヤモヤが頭に充満していた私を妻は諭す。そして「1万1000円〜」とホームページの比較的上部に“比較的わかりやすく”書いていた業者に電話をかけた。オペレーターの女性の対応はとても丁寧だった。しかし…。

オペレーター「そちらの地域は大変混み合っておりまして、最短で4日後にしかお伺いできません」

マンションのエレベーター内に“鳩に注意しましょう”的な張り紙が貼られていたのを思い出す。なるほどそりゃあ混み合っているよなあ、と妙に納得してしまった。電話をかけた業者の公式サイトには「最短30分で駆けつけます」と書いてあったけれど…。ああ、「1万1000円〜」という最小表記への不安が増していく…。

業者が来るまであと3日。おそらく明日、卵を産み落とした鳩はやってくるだろう。…ん?というか、夜は卵をあたためないのか?日中に比べてまだまだ冷え込む夜こそ、付きっきりであたためるべきなんじゃないの!?

【次回】しつこくベランダにやって来る鳩との戦いに負けた人間の記録(カウントダウン編)

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