計画的衝動買い
我が家にPlayStation5がやってきた。
前々から欲しかったのだが、どこの店にも転売ヤーのせいでなぜか在庫が常にないことは周知の事実。あまりに悔しいので「物売るっていうレベルじゃねぇぞ」の精神で、少し意地になって”購入するためにわざわざ自分から探しに行くこと”を避けていた。
何気なく出かけた先で見つけて、「あ、欲しいな」で買う。本来買い物とはこういうことだろう、と購入方法にこだわっていたところ、今年の夏ごろに値上がりしてしまい、「もう買わなくてもいいかな〜」なんて気持ちになっていた。
すると先日、何気なく訪れた某家電量販店のゲーム売り場のレジカウンターの中に、PlayStation5の山を見つけてしまったのである。
しかしいざ商品を目の前にするとためらってしまうもので、それもそのはず、決して安い買い物ではない(本体価格約6万円)。あんなに欲しかったはずなのに、「本当に必要か?」「今じゃなきゃだめか?」とすぐに自問自答が始まり、いったん落ち着くために駆け込んだコーヒーチェーン店でブレンドコーヒーをすすりながら10数分ほど悩んだ末に購入を決意した。
手に入れたのは「スタンダードモデル」。最近はゲームソフトをダウンロード購入しているので「デジタルエディション」でいいと思っていたのだが、今回店頭に並んでいた(店で入荷されていた)ものは「スタンダードモデル」のみで、さらに「デジタルエディション」の入荷予定はないというのが決め手となった。
(余談。ネットで調べてみると「デジタルエディション」は人気がないらしい。人気がない機種を店側がわざわざ入荷しないし、そもそも生産されないだろうから、今後「デジタルエディション」を手に入れるのは難しいのかもしれない)
この日はいろいろあった。
久しぶりに食べたいなと思って向かったハンバーガーショップが臨時休業に入っていたり(営業再開時期未定)、その後入った中華料理店で注文した五目そばになぜかレンゲが2つ刺さって出てきたり、ガチャガチャをやろうとしたら硬貨が詰まってしまって店員さんにご迷惑かけたり(直前に妻が回したときは詰まりなし)、PS5を持ち帰ったあと排水口の掃除をしていたら歯ブラシを落としてしまいすっかり水が流れなくなってしまったり。
購入費用は自腹なうえ、さらに上記の代償と引き換えにではあるものの、結果的にはこだわっていた購入方法で買えたわけで。プラス思考で捉えれば、今は12月、大人になってもサンタはやってくるのである。
年末年始の娯楽が決まった。とりあえずはPS4で1度プレイしたもののいろいろと満足できなかった「サイバーパンク2077」のPS5版か、先日PS5版が出たばかりの「ウィッチャー3」に手を出す予定だ。世間的には今さらかもしれないが、僕は今、PS5で遊べることにワクワクしている。
なお、コーヒーチェーン店で隣に座っていた男女(共に20代後半)の会話が妙に香ばしかったり、いざPS5を購入しようとしたところ何だかんだあってレジに計3回並ぶことになったりしたのだが、文章化が面倒なのでここでは割愛する。
辺境の日曜音楽家。フトアゴとレオパ。鈴木絢音さん推し。※ゲーム実況はやっていません|https://lit.link/lrfr