【4〜5日目】フトアゴヒゲトカゲ「トゲロー」飼育日記
2021/08/03
フトアゴヒゲトカゲのトゲロー(英名:Thunder Mountain)の飼育記録。
4日目(6月15日)「げきおこ/デュビア食べ放題デー」
午前中、例によって動きが活発になったかと思ったら、しばらくして排泄をかますトゲロー。2日目のウンチと比べるとかなり柔めだ。前日は小松菜しか食べていない(おそらく水には口も身体もつけていない)のだが、小松菜の爆食いは水分のとりすぎなのかもしれない。
身体にウンチが付いてしまう前にペットシーツを取り替えようとするのだが、ここで事件が発生してしまう。
ペットシーツを替える際、妻はビニール手袋を着けるのだが、このビニールが発する「カサカサ」「クシャクシャ」という音が気に触ったのか、ケージ内で作業を始めるとかなり急ぎ足で隅の方へと逃げてしまった。さらに、フトアゴヒゲトカゲの怒りのサイン(アゴのあたりが黒くなる)も出て、口を少し開ける威嚇のような動作も確認できた。
これに妻、「嫌われちゃった・・・」と大ショック。トゲローの怒りのボルテージは数時間続いた。もしかすると彼は怒りを引きずるタイプなのかもしれない。
なお、この日は『ポポ』のNさんからのアドバイスを踏まえて「デュビア食べ放題デー」にすることを前日から決めていた。
初めてデュビアを与える日で、しかも午前中に怒らせてしまったこともあり、ちゃんと食べてくれるのか少々不安だったのだが、結論から書くとこれに関しては問題なかった。
昼ごろ、お腹の細菌バランスを整える「レプラーゼ」と、カルシウムパウダーをまぶしたデュビアを返し付きの専用皿に1匹入れてみる。すると皿に背を向けていたにも関わらずデュビアの存在に気づき、見たこともない速さで更に近づいてパクっと食べてしまった。
・・・実は、前日にポポさんからもらったアドバイスに則って、デュビアにパクっと食いつく前に皿を下げ、「その前にフードを食べましょうね〜〜」と口元にもっていっての食前食を試みたのだが、これが見事に失敗。ぜんぜん口開けないし。でもデュビア来た途端に勢いよく食い尽くし。虫パワー、恐るべし。。。
最終的に、1.5〜2cmサイズのデュビア3匹を平らげた。それより大きめのデュビアには、反応こそすれど食いつきはしなかった。きっと彼の身体に対して大きすぎたんだと思う。
食後はそそくさとバスキングスポットに向かい、体を温め始めた。デュビア3匹は小松菜5口とはワケが違うのだろう、この日は眠りにつくまでの時間のほとんどをバスキングスポットで過ごしていた。
やはり暗いところ、もしくは囲まれたところで寝たいのか。実はまだケージに慣れきっておらず、多少なりとも恐怖心があるのかもしれない(今日のビニール手袋事件のこともあるし・・・)。
5日目(6月16日)「鼻エノキ」
前日にデュビアを食べているので、今日は確実にウンチをするはずだ。しかしながら今日以降は、これまでのように張り付きで観察はできない。仕事の合間に覗き見る程度。本当はこれくらいの距離感がいいのかもしれないが。
2日ぶりにガラス越しにこちらを覗いているのに気づいた。
なんだろうと思い近づくと、ウンチを発見。まるで「ウンチしたから片付けて!」と言っているように見えたのは親バカか。なお、今日のウンチは黒黒としていて、トゲロー史上最もお硬い。
肉を食べるとこうなるんだなー、という感じ。今日はソワソワしたのだろうか。
「ビニール手袋事件」を踏まえて、今日はトゲローをケージの外(といっても、虫かご)に移し替えてからシーツの片付け。暴れることなく虫かごに移せたので、シーツ片付けの間に身体測定を行う(飼育5日目にしてようやく・・・)。
体長約21cm、体重33.0g。今後どのように成長していくのかが楽しみだ。
シーツを敷き直して、トゲローをケージの中へ。アゴの下は・・・大丈夫だ、黒くなっていない。
ここで妻が、ビニール手袋事件の謝罪として「仲直りの小松菜」をあげることに。2日目と同じように小松菜の茎を手に持ち、葉の部分をトゲローの目の前へ。・・・パクっ、パクパクパクっ!!これをもって、ビニール手袋事件は終了とする。
16時前、再びコの字木枠(以降、シェルター)の下で横になっている。寝る準備に入ったのか?これはどういうことなんだろう。単に早寝なだけで、心配することではないのかもしれないが(まだベビーだし)。とはいえ、当方フトアゴ初心者、不安は募る。
ちなみに今日は朝からフードを入れた皿をケージ内に置いていたのだが、17時すぎに確認したところ1粒も減っていなかった。・・・嫌いなの?
なお、妻がトゲローのために取った5連休は今日で終了。明日からは妻は出勤、俺はリモートでとお互いに日中は仕事の時間となる。よって、観察時間が減るので文字量も減る。
福岡県在住のライター・編集者など