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【1067〜1070日目】フトアゴヒゲトカゲのトゲロー飼育日記【嘔吐後の様子/初めての病院】

   

フトアゴヒゲトカゲのトゲロー(英名:Thunder Mountain)の飼育記録「トゲロー日記」

※点灯:6時30分頃、消灯:18時30分頃/「●日目」はお迎え日からの日数です

1067日目(5月13日)

7時37分

飼い主、目覚め。トゲローくんはバスキングスポット側に移動していた。

顎は不機嫌なときの黒さ(昨晩のような真っ黒ではなくうっすら黒い状態)で、ケージ内(クールスポット側)には2〜3回吐き戻した形跡があった。

なお、バスキングライトは通常夜間は消しているのだが、今回はとにかく体をあたためられる状況を作っておきたかったので、夜通し点けっぱなしにしていた。

5月13日07時54分撮影

10時

相変わらず顎はうっすらと黒いが、朝になってからは吐き戻していない。顎がうっすら黒いのは体調の悪さもあるだろうが、口元についた嘔吐物が気になっているのかもしれない。(トゲローくんは綺麗好き)

もう少しだけ様子を見て、このまま吐き戻しがなければぬるめの水と歯ブラシを使って顎についた汚れを落とそうと思う。

11時前

排泄。普段の半分くらいの量。

14時ごろ

排泄。うんち1個、ポロッと。

15時ごろ

5月13日14時54分撮影

位置は変わらず、バスキングストーンに体を半分のっける形で伏せの体勢のまま。朝よりも顎が黒くなっており、頭を少し下げて、目を開けたり閉じたりしている。不調に耐えているように見える。

嘔吐症状は半日出ていないので、回復傾向にあるのだろうか。そう思いたい。

トゲローくんは自発的に水を飲まない。極稀に水入れの水を認識してペロペロすることはあるが、それはこの3年で3回くらいしか見たことがない。それくらい稀。

しかし嘔吐のあとは水を飲ませたほうがいいらしい。ということで、今回はシリンジを使って水を飲ませてみることにした。

鼻先にポツリポツリと垂らしてあげれば飲む、という情報を見つけて試してみたのだが、トゲローくんは頑なに口を開かない。なんなら目が開いていてもこちらを見てもくれない。見る余裕がないのかもしれない。

「今はまだ無理」と言われている気がした。この日もバスキングライトは夜間も点けっぱなし。

22時すぎ

5月13日22時01分撮影

位置は変わらず。日中より顔を持ち上げている。顎はまだ黒いが、だいぶマシに(薄く)なった。峠は越えたか。

24時すぎ

5月14日00時35分撮影

位置は変わらず。近づくとこちらに顔を向けるようになった。こちらを気にする余裕が出たか。顎の黒さも少しずつ落ち着いてきている。

1068日目(5月14日)

6時ごろ

5月14日05時56分撮影

位置が若干変わり、バスキングストーンから体を少しずらしている。ケージを覗くとチラッと目だけでこちらを気にする感じ。状況は昨晩の24時とほぼ同じ。

10時30分ごろ

昨日失敗した、シリンジを使った水飲ませに再挑戦。ポツリポツリと鼻先に垂らすうちに、ペロペロと舌を出して鼻先や口先についた水を舐め始めた!

数秒だけのペロペロ。ずっと垂らしていると顔をそむけられた。「もういらん」と言われている気がした。水を飲んで数分後、久しぶりに体を持ち上げて場所移動。自発的に、トカゲ歩きで、トットットと動き出した。

5月14日10時30分撮影

嘔吐していたときもケージ内を移動していたが、そのときとは動き方が違う。そしてそのまま水入れにダイブ。体を水に浸した状態で半時計回りに約半周、ぐるっと回転して水入れから出る。

水入れには細かな汚れがそれなりの数浮かんでいる。体に付いていた汚れ(乾いた嘔吐物)が落ちたんだと思う。綺麗好きのトゲローくんが戻ってきた、と感じた。すぐに水を交換。

14時

クールスポット側に移動していた。シーツや壁や、いたるところに顔を擦り付けている。今度は顔まわりについた嘔吐物が気になっているのかもしれない。

体についた乾いた嘔吐物は歯ブラシで掃除する予定だったが、妻の提案で「ぬるま湯で湿らせたキッチンペーパー」を使うことに。

撫でるように、汚れを湿らせて浮かせてから拭い取るようなイメージで口まわり、顎のあたりを拭いていく。

おとなしく、ジーッとされるがままのトゲローくん。もしかして自分が何をされているのか理解しているのか!?

18時20分

消灯。トゲローくんがクールスポット側に移動したので、終日点灯させていたバスキングライトも消灯。点灯設定を通常のスケジュールに戻す。

1069日目(5月15日)

10時30分

シリンジでの水やりに成功。鼻先にポツリポツリと水をたらすうちに、ペロペロし始めるというやつ。

11時すぎ

排泄。大きめのが1個、ボロンと。こんなに出るということは、あの不調は糞詰まりが原因だった?

日中〜消灯まで

5月12日深夜の嘔吐とその後の排泄(4回)で体が軽くなったのか、ケージ内を歩き回る。顎も通常色に戻り、アクティブな感じ。通常営業に戻ったか?

夜もこれまでと同じく、ログハウスの屋根により掛かる体勢で就寝。

1070日目(5月16日)

午前中

朝から数回、多いときには1時間に2〜3回ほど、ゲップもしくは空咳のような行動をしていた。

顎は黒くはなっていないものの、爬虫類が口を使って呼吸(この場合は厳密には呼吸とは言わないかもしれないが)をするのはよろしくない、という情報を思い出す。嘔吐した影響でこの行動にいたっている可能性がある。

トゲローくんの体力は戻っているように見えるので、このタイミングで病院に行くことを決意。わっ、初病院!

もともと目星をつけていた病院は2023年から初診の受付を行わなくなっていたので、別の病院へ。電話で症状などを伝えたうえで向かう。

爬虫類も見れますよ、という病院は本当に少ない。「健康で病院にいかなくても済む暮らしをしている間に、いざというときに頼ろうとしていた病院が初診受付を止めていた!」なんて予想していなかった事態も起こるので、早めにかかりつけ医を見つけておくか、いざというときに備えて病院を複数把握しておくことをおすすめしたい。

・・・経験者は語る。

10時40分〜

病院に到着。問診票に記入して呼ばれるのを待つ。平日ということもあってか、先客は2組だった。

ちなみに…。トゲローくんの正式名は「トゲロー・サンダー・マウンテン」なのだが、問診票の名前の記入欄(枠)にその文字数が入るはずもなく。仕方なく「トゲロー」とだけ記入したのはここだけの話。

呼ばれて、診察室で改めて状況を伝える。顎を引っ張って口内を見てもらうが、中に何かが詰まっている様子はないとのこと。レントゲンをとってもらったが、ゲップの原因となりうるガス溜まりのようなものも確認できなかった。

ただ、レントゲンでは見えないレベルの小さなガスが溜まっている可能性はあると。体内に残った食物などがガスを生むと。先日吐ききれなかったものが胃に残っていれば、そうなのかもしれない。

ということで、それらを便として排出するように内蔵を活発化させる薬(整腸剤、粉を溶かしたもの)を処方してもらうことに。これで2〜3日様子を見て、それでもゲップのような症状がある場合、食欲が戻らない場合は、また連絡をしてくださいと。

なお、診察中はゲップなし。お前、猫かぶってるな。トカゲなのに。

12時すぎ

5月16日12時25分撮影

帰宅。トゲローくんをケージに戻す。病院の先生から「食欲の有無も確認しておいて」と言われていたので、試しにふやかしたフトアゴドライを2粒だけ用意して目の前にちらつかせてみる。トゲローくんの目の色が変わったので食欲は問題なさそう。

ふやかしたフトアゴドライに整腸剤を垂らす。フトアゴドライが水気で皿にくっついて食べにくい状態だったが、珍しく諦めることなく食らいつき続けてくれて、2粒を完食。

うまく食べられなかったときはすぐに諦めて食事放棄する傾向にあるトゲローくんだが、この整腸剤について「甘い匂いがするので食いつきはいいはず」と先生が言っていたその通りで、一度も諦めることなく食いつき続けてくれた。

甘い匂い最高!

13時すぎ

顔まわり、左前脚の付け根付近および脇のあたり、右後脚の付け根あたり、尻尾の一部など、トゲローくんは現在脱皮祭りを開催中。剥がれかけのそれらが気になるのだろう、鼻先をバスキングストーンにこすりつけたり、後ろ足で頬のあたりを犬のようにかく仕草を見せたり、落ち着きなくケージ内をウロチョロウロチョロしている。

不調はドッキリだったと思いたくなるほどの元気さ。元気が有り余って、ケージの入口を開けるとグイグイ自ら出てくる始末。

それでも、そんな元気行動の途中に3回ほどゲップをしていたので、まだ本調子というわけではなさそう。まだ気は抜けない。

とりあえず、処方してもらった整腸剤で様子を見ることとなった。

 - トゲロー日記