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「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」プレイ後感想

      2023/08/28

ようやくハイラルから帰ってきました。かれこれ3か月近く、すっかりハイラルを救うために奮闘するリンクとして過ごしてきて、ようやくハイラルから帰ってきました…。

長くハイラルにいた理由は2つ。1つ目は「操作方法や設定をすっかり忘れていたので、前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(以下、ブレワイ)を最初から始めてクリアした上で『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(以下、ティアキン)に取り掛かった」こと。2つ目はティアキンプレイ時に「もう少しこの世界にいたい!」という“いつもの悪い癖”が出てしまい、なかなかメインクエストを進められなかったこと。

そんなこんなでその世界観に浸りながらプレイしていたのですが、PSNのサマーセールを眺めているときに次にプレイしたいゲームを見つけてしまいました。私は複数のゲームを同時進行できないタイプの人間です。ハートが2段目に突入したリンクで、回復アイテムを多数こしらえて、ようやくガノンドロフ討伐に向かったのでした…。

「ティアキン」のために「ブレワイ」を最初からやり直す

前作が2017年発売ということで、この世界でのリンクの動かし方をすっかり忘れていました。話の流れも忘却の彼方。こんな状態では楽しめない!と思い、「ブレワイ」からやり直すことに。

「ブレワイ」は6年前のゲームとはいえ、その美しさにおいてはここ数年で発売されたゲームに負けていないと感じます。リアル路線の描写ではないことも大きいのかも。とにかく、この独特の描写と色彩がなんともたまらなく愛おしく美しく、いつまでもこの世界に入り浸っていたくなってしまいます。

しかし、今回は「ブレワイ」のハイラルに長居する気はありませんでした。「ブレワイ」はあくまでも「ティアキン」に向けた準備体操。なお、今回のプレイで、以前はいつまでもできなかった「パリィ」を習得。これでビームは怖くないぜ、と思ったのですが残念ながら「ティアキン」では「パリィ」を使うことはあんまりないんですよね…。どちらかというと「ラッシュ」のほうが大切で、これは「ティアキン」のハイラルに入ってから気づいてなんとか習得…するものの、ラスボス戦ではなかなかタイミングを合わせられず、結局回復アイテムいっぱい使うマンになってしまったのはここだけの話。

怨霊になってハイラル城に居着いてしまった「ブレワイ」のガノンドロフを倒すのにどれくらいかかったことか…。長居するつもりはなかったとはいえ、やはりプレイし始めれば「あれもしたい」「これもしたい」で、それなりにこっちのハイラルに居ついてしまったのでした…。

マイホームなんて買わなくていいのにね、買いたくなるよね、アイテム飾りたいよね、仕方がないよね。

それにしても6年前のゲームとは思えないおもしろさ。「ティアキン」への期待値が高まってしまって大丈夫か不安になったが、それはまったく必要のない心配でした。

満を持して「ティアキン」のハイラルへ行く

「ブレワイ」のハイラルでの準備運動を経て、ようやく「ティアキン」のハイラルに足を踏み入れます。冒頭のムービーで…あれ?

ガノンドロフは俺(リンク)が倒したはずでは??

これって「ブレワイ」の未来の世界線ではないの??

もしかして「ブレワイ」のガノンドロフと、「ティアキン」のガノンドロフは同姓同名の別人??????

2日くらい空島に滞在したあと、ハイラルの地へと飛び降ります。「ブレワイ」でお世話になったとあるキャラから「ティアキン」で“初めまして”な対応をされて戸惑ったり、かと思えばリンクのことを覚えてくれているやつもいたりして、それはそれでまた戸惑ったり。

「ティアキン」のハイラルは、「ブレワイ」のハイラルと重なる部分はあれど微妙に異なる世界線なのかもしれない、とこのタイミングでぼんやりと思ったり。「ゼルダの伝説」シリーズは時系列がややこしいと聞きます。ネットで調べればすぐに答えがわかりそうだけど、面倒なので後回し。※いまだに後回しにし続けてます

ハイラルに長居してしまった主な理由①「世界の美しさ」

各々でゲームに見出す楽しみは違うと思います。今回「ティアキン」のハイラルに予想以上に長居してしまった理由として、前にも書いたが「世界の美しさ」があります。

ここ数年は「DEATH STRANDING」「ASSASSINS CREED VALHALLA」「Watch Dogs 2」「サイバーパンク2077」など、描写がリアル志向なゲームをやっていたこともあり、「ブレワイ」「ティアキン」の表現方法が改めて新鮮に感じました。Switchのハード面の限界を逆手に取った結果の勝利?炎の描き方とか、本当に美しいからいつまでも焚き火のそばに居てしまいます。

モンスターも遠目には凶暴そうな雰囲気を出していますが、よく見てみると憎めない可愛らしさがあったり。遠くから気づかれないように観察していると、上下関係が垣間見えたり、人間のように焚き火を囲んで踊っていたり。彼らに家族はいるのだろうか。そもそも家族という概念はあるのだろうか。基本的に同士討ちをしないから、少なくとも彼らの間で仲間という認識はあるんですよね、たぶん。

…そんなことを考えると、無闇な殺生はやめておこうと思えてきます。武器も壊れますしね。

ハイラルに長居してしまった主な理由②「できることがたくさん」

「ブレワイ」もそうだったのですが、とにかくメインクエスト以外に遊べる要素が多い。多すぎる。“やらなくてもいいけれどやってもいいこと”がたくさんありすぎて、本気でこの世界に入り浸ろうと思えば数年はだらだらと入り浸り続けられるのではないのでしょうか。

祠やコログをコンプリートするなら(攻略サイトなどを見なければ)かなりの時間を費やす必要がありそうですし、各地の絶景を巡るのにもそれなりに時間がかかるでしょう(ベスポジを見つけるにしても、道中でたまに襲わることもあるし)。ゲームを進めてスタミナが増えれば、それまで登れなかったところにも行けるようになる。武器コンプ、レシピ、石碑集め、地上絵、看板立てのお手伝いetc…

サブクエといえば、“井戸さがし”よ。これまでに井戸の数を知りたがるキャラクターがいて、そいつのために世界各地に点在する井戸を探して場所を教える、なんていうクエストがあっただろうか、いやない(たぶん)。井戸を探すってコンテンツになるんですね…。

マヨイの落とし物集めも沼。桜の木を探して馬にまたがる日々。ウヒャーッ!

「ブレワイ」「ティアキン」は“観光ゲーム”としても楽しめる

ゲームの楽しみ方は人それぞれだと書きましたが、個人的にゲームは“観光スタイル”で取り組んでいます。もちろんストーリーも楽しむのですが、個人的にはその世界観を楽しむことが重要。話と関係のないところをほっつき歩いては何かを見つけたり、景色なんかの写真を撮ったり(スクショ)。もともとアクションが得意ではないので、予想外の強敵に出会うとあっさりやられてしまったり。

個人的におすすめなのは、できるだけファストトラベル機能を使わずに愛馬とともに、時には徒歩で移動することです。時間はかかってしまいますが、よりその世界にどっぷり浸かることができるので、興味があればちょっとだけでもいいので試してみてください。

愛馬の自動運転機能を使えば、見慣れた道中に新発見があるかもしれません。リンゴの木に襲われたり、赤い月が夜空にのぼるとちょっとだけ気が滅入るけれど。

地底探索も中途半端だし、「ゲルド高地鳥望台」は解放できていないし、まだまだ「ティアキン」の世界でやり残したことはたくさんあります。しかしそれらに手を出していると、いよいよハイラルから出られなくなってしまう…。いつまでもこの世界に入り浸っていたい気持ちは嘘ではないのですが、この世界の外にだってやりたいことはあるし、それはどんどん増えていくのです。

しばらくすればまた「ティアキン」のハイラルに、観光をしに戻ってくることもあるかもしれません。やり残していることは、そのときのお楽しみとして取っておきます。

「ティアキン」で気になった点(箇条書き)

  • マイホームの自由度が少ない(もっと作り込みたかったし、部屋というなの既存パーツを組み合わせるだけではマイホーム感が弱い…)
  • 赤い月の頻度が高い(気がする)
  • 盾の出番が少なすぎ(すぐに所持数オーバーで泣く泣くその場に捨てるシーン多数…)

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