SLOTH-STUDIO

スロウスタジオ/雑記、音楽、ゲーム、etc…【気まぐれ更新】

「ナインティナインのオールナイトニッポン」にまつわる個人的な思い出

      2020/05/16

小学生のころ、父から”AM専用ケータイラジオ”をもらった。

これが深夜ラジオを聞くようになったきっかけだ。

 

週末の昼さがり、リビングのコンポから流れてくる地方訛りのトーク、昭和の懐メロ、今でも口ずさめる老舗百貨店のCM、etc。

ラジオの音は日常から耳に入ってきてこそいたが、まったく興味をそそられるものではなかった。

 

だが、深夜ラジオは違った。

24時以降、部屋の電気を消し、まだ起きていることを親にさとられないようにし、布団の中でこっそりとイヤホン越しにその世界に入り浸っていた。

 

まだradikoがなかった当時、九州の片田舎で聞ける深夜番組は限られていた。

そもそも、手元のラジオではAMの電波しかキャッチできない。

平日の夜は「レコメン(文化放送・24時〜)」から「オールナイトニッポン(ニッポン放送・25時〜)」をハシゴしていたので、常時睡眠不足。

小学生・中学生時代の友人との共通言語は「昨日のテレビ」で、深夜ラジオを聞いている同級生はほぼゼロ。

深夜ラジオは、誰と共有するでもない個人の楽しみだった。

 

特に印象的だったのが、「ナインティナインのオールナイトニッポン」だ。

当時の超人気番組「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ・土曜20時〜)で見ていたナインティナインがパーソナリティを務めているのだが、初めて聞いたときに「本当に同一人物?」と思ったような記憶がある。

とにかく、テレビの時に比べて二人の(特に岡村隆史氏の)テンションが低いのだ。

テンションどころか声も低いし、ボソボソとしゃべるし。

 

それが”深夜ラジオのおもしろさ”だと気づくのにはそんなに時間はいらなかった。

テレビに比べ出演者と視聴者との距離が近くて、テレビでは聞けないようなことが聞けて、テレビでは見られない一面を楽しめることが”深夜ラジオのおもしろさ”なのだ。

(活躍しているミュージシャンやタレントの下ネタを聞けるのは、あのころより格段にテクノロジーが発達した現在においても深夜ラジオくらいだと思う)

 

やがて、進学を機に一人暮らしを始めたことで、生活環境や生活リズムが変わり、気づけば深夜ラジオから離れていった。

社会人になってからは、社内で流れている有線放送以外のラジオ番組を耳にすることがなくなった。

 

去年、会社をやめた。

家で仕事をすることが増えたので、radikoのタイムフリーを使って、BGM代わりに深夜帯のラジオを再び聞くようになった。

いつのまにか「ナインティナインのオールナイトニッポン」は「岡村隆史のオールナイトニッポン」になっていたし、木曜以外のパーソナリティはみんな今をときめく人たちに入れ替わっていた。

地元では電波が入らず聞けていなかった「JUNK」(TBSラジオ・25時〜)のおもしろさを知ることもできた。

 

先日、岡村隆史氏のラジオ内での発言が問題視された。

個人的な意見としては、あんなに取り上げては非難される必要はなかったのでは?という疑問をもつとともに、時代的に仕方がないのかもしれないとも思った。

少なくとも、先頭に立って避難している某氏に対しては、岡村隆史氏を利用しようという魂胆が見え見えで、それでなくても粘着し過ぎな印象をもっている。

ねちねちと一度の失言に粘着するのではなく、もっと多くの人が納得できるような方法で、氏が問題としていることを強く発信していくことが大事なのではないか。

自身の記事の最後に「ナインティナインのオールナイトニッポン」の締めの言葉を借用していることからは、”自身と考えの異なる人たちへの煽り”以外の意図を読み取ることができない。

最後のあの3行がなければ、氏の言葉も一つの意見としてまだ聞き入れることができた気がする(賛同するかしないかは置いておいて)。

 

このように深夜の発言ひとつが大きく取り上げられてしまったことで、奇しくもナインティナインは結束を強めるきっかけを得た。

そして、”「ナインティナインのオールナイトニッポン」の復活”という奇跡を起こした。

個人的なことだが、青春時代の毎週の楽しみだった番組が復活したことは感慨深い。

先週、先々週と二週にわたる放送で、もう謝罪の言葉は十分だろう。

時代を見極めつつも、僕は岡村隆史氏にはいつまでもわーわー言っていてほしい。

そして、その隣には矢部浩之氏もいてほしい。

もう謝罪ではなく、次のステップに進むべきなのである。

 

またあの締めの言葉をリアルタイムで聞けたこと、それを来週からも毎週聞けることにちょっと感動して、深夜ラジオにハマっていた時期のことを思い出してしまったので、つい勢いに任せてこんな記事を書いてみた。

・・・radikoのタイムフリーで聞いているので、厳密には今はリアルタイムでは聞けてはいないのだけど。

 - 雑記