【もうすぐ4歳】フトアゴヒゲトカゲの飼育環境(ご飯、ライト、除菌スプレー、小物など)

トゲロー日記

我が家にやってきたときはまだ生後2か月だったトゲローくんは、早いもので2025年4月1日で4歳になる。初めての爬虫類飼育ということで、お迎えした当初は常に不安と隣合わせだった。が、2歳を越えたあたりでようやくその不安とさよならできたような気がする。

そして今年で4歳。ここまで生きてくれているんだから、きっと飼育において大きな間違いはせずに来れたんだと思う

ということで、トゲローくんの現状の飼育環境をまとめてみることにした。

ケージ

ポポのケージ 45ケージ(834mm×443mm×443mm)

ポポのケージ:https://poponocage.com/

白を貴重としたスタイリッシュなデザインのケージ。フトアゴヒゲトカゲ専用ということで、ライトの取り付け場所にも困らない。

床には防水加工が施されているため、そのまま使っても問題ないのだが、我が家ではペットシーツを敷いている。というのも、トゲローくんはウンチや尿酸とともに透明な液体もそれなりに排出するため(これって個体差あるの?)、ペットシーツを敷いていたほうが掃除がしやすい(液体が床に広がらず、しかもそれが個体について汚れることも防げる)のだ。

ケージのサイズ的に、33cm×45cmのものであれば4枚で床一面を覆うことができる。排泄物はシーツごと取り替えればいいので楽ちん。

各種ライト

UVライト:SUDO UVマスターレベル8(20W)

半年に1回のペースで新品に付け替え。明らかに交換前より白く眩しくケージ内を照らすので、「ああ、本来の明るさはこんなにだったか」といまだに毎回驚く。

バスキングライト:Zoo Med レプティ バスキングスポットランプ(25W or 50W)

部屋はエアコンを付けっぱなしだが、LDKなのでどうしても季節による温度差が生じてしまう。冬は25Wだとバスキングスポットの温度が下がりすぎるため、50Wに付け替えている。このあたりはケージを置いている部屋の環境依存か。

保温球:ビバリア カーボンヒーター(80W)

そういえば最初に取り付けてから一度も交換していない。寿命の記載はないが、何年もつんだろう?

ライトの管理:GEX EXOTERRA タイマーサーモ RTT‐1

各ライトはこれで管理。UVライトとバスキングライトは6時30分に点灯し、18時30分に消灯。保温球はクールスポット側の温度が26度になったら点灯するようにそれぞれ設定。

ケージ内の温度差

クールスポット側(ケージ右側)は30度前後、バスキングスポット側(ケージ左側)は40〜45度前後をキープ。

ただし、冬になると日中でもクールスポット側が26度くらいまで下がってしまうことがあるため「リバーシブルヒーター」(後述)を置いている。

除菌スプレー

除菌剤ビエリモ(次亜塩素酸水溶液)

定期的なケージ内の掃除や、排泄物を掃除するときに欠かせない次亜塩素酸。今ではAmazonでも買えるので簡単に入手できて助かる。

我が家で使っているのは、ミストスプレーではなく普通のスプレータイプのボトル。というのも、ミストスプレーのボトルはたまに詰まる、というかトリガーを引いても出ないことがちょいちょいあって困っていたのだ。

空間除菌という点では劣るかもしれないが、それでも使い勝手を選んだ。空間除菌もできないわけではないし。

その他小物など

ビバリア ツインメーター NEO

バスキングスポット側の温度湿度計。吸盤で壁にくっつけていたがしょっちゅう外れるようになったので、現在は立てかけている状態。

クールスポット側の温度は「タイマーサーモ」で確認している。

バスキングストーン:ホームセンターに売っていた平た目の石

「爪とぎも兼ねてレンガがいい」という情報を仕入れたものの、実物のレンガを見て爪飛びしそうな小さい穴や角の欠け具合などが気になり購入を断念。

ほかに使えそうなものはないかとホームセンター内をまわっていたところ、確か水槽関連のコーナーだったと思うが、形もサイズもちょうどいい感じの石を発見。念のため煮沸消毒をしてからケージ内に設置した。

しっかり活用してくれており、排泄物はだいたいこの石の上や横に転がっている。

水入れ:ニトリもしくは100均で買ったオーブン皿

ベビー期などはもっと小さなものを使っていたのだが、そのうち水入れに入ってバシャバシャやっているのをよく見かけるようになったので、もう少し全身が入るものをと大きめのお皿を購入。ニトリだったか、100円均一だったか、購入場所は失念。

直径約18cm、深さ約3cm。前脚から後ろ脚までがギリギリ入り、くるっと巻くような体勢になれば尻尾まで入る。本当はもっと大きいもののほうがいいんだろうが、ケージとのサイズ感を踏まえるとこれが限界か。

排泄物が誤って身体に付着してしまったときや脱皮時期は、おそらく意識して水浴びしている。そうとしか思えないくらいバシャバシャする。それ以外はたまたま水入れのなかに入ってしまった(通り道に水入れがあっただけ)パターン。

ハムスターハウス

トゲローくんの定位置その1。特に食後はここにもたれかかっている。屋根のなだらかな斜面の具合がいいのだろう。ちょうど保温球が当たる位置なので、そういう意味でも具合がいいのかも。 ベビー期は日陰に隠れがちだったことから、中に入ってしまうことを防ぐためにハウスの入口(穴)は背面に向けている。

ミニマルランド ほっとうさ暖リバーシブルヒーター Lサイズ

※写真はMサイズ。現在はLサイズを使用

トゲローくんの定位置その2。冬だけ設置しているのだが、食後にハムスターハウスで温まったあとはだいたいここ。最近はここで寝て、朝になるとご飯催促のために水入れ経由でバスキングスポットに移動して、くれないとわかると再び水入れ経由でリバーシブルヒーターの上でふて寝(?)が王道パターン。

表と裏とで温度が違うので注意(色の濃いほうが38度、薄いほうが30度)。我が家では30度の面を上にして置いている

ご飯

フトアゴドライ

ご飯は週に2回、毎週水曜日と日曜日の朝で1回25粒。2024年の春頃までは1回40粒あげていたのだが、5月に深夜の嘔吐事件があったので減量した。たぶん食べさせ過ぎだった。個体差はあるかもしれないが、3歳になったらそれ以前より食べる量を減らしたほうがいいのかもしれない。年齢の適量というものがあると思う。

1回25粒というのは腹八分目か、それに満たない量なのだろう、最近はご飯を食べた翌日以外は毎朝、ドンドンとケージを頭突きして視線を集めたあとで、こちらをまっすぐ見つめて「今日はご飯の日じゃないか?」とアピールをしてくる。でも甘やかさない。

フトアゴドライを食べ始めさせたのは2021年9月下旬から。初めの頃はほかの人工飼料も試していたのだが、食いつきの良さから徐々にフトアゴドライのみにシフト。食べさせる際は1粒あたり2〜3滴ほど水を垂らしてふやかすので、水分補給の意味合いでも助かっている。

野菜や果物は2023年の夏頃から食べさせていない。あげれば食べるのだろうが、グルメと言われることのあるフトアゴにしてはフトアゴドライに飽きる様子はまったくないし、飼い主としても準備の手間が減るので助かっている。変に野菜の繊維が身体の中で何か悪さをしてしまうよりはいいのかなとか思っている。

本人(トゲロー)が希望するなら、野菜や果物をあげるつもりではもちろんある。

生活サイクル

ご飯は午前中(8時〜11時のどこか)。日によって昼くらいまで活発に動き、午後はのんびり過ごすことが多い。前述のとおり、最近はご飯の催促が増えた。

3歳になって以降、ようやく「ボビング」姿を目にすることが増えた。食後と排泄後はアゴを黒くしていることが多く、また「ボビング」をするのもそのタイミングが多いように思う。

残念ながら「アームウェービング」はまだ見せてくれていない。たぶん彼は一生見せてくれない気がしている。

水分補給について

 

トゲローくんは水入れから直接水を飲まない。思い出したように水入れに全身浸かっていることはあるが、それ以外の水分補給はもっぱらフトアゴドライ(あげるときにしっかり水分を含ませてからあげている)から。

それでも水不足には陥っていないのか、問題なく排泄してくれているし、排泄物と一緒に透明な液体も出している。快便、快便。

2024年の食事量と排泄ペース

食事量(すべてフトアゴドライ)

  • 01月:137粒
  • 02月:82粒
  • 03月:182粒
  • 04月:98.5粒
  • 05月:202粒
  • 06月:169粒
  • 07月:210粒
  • 08月:200粒
  • 09月:225粒
  • 10月:220粒
  • 11月:199.5粒
  • 12月:225粒

排泄ペース

  • 01月:1回
  • 02月:1回
  • 03月:6回
  • 04月:1回
  • 05月:14回
  • 06月:2回
  • 07月:4回
  • 08月:4回
  • 09月:2回
  • 10月:2回
  • 11月:5回
  • 12月:3回

※5月については「深夜の嘔吐事件」参照

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