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磐津神社を後にした寿々喜は、町の歴史を探るため、 地元の図書館へと向かった。
天幻町は、かつて海と山に囲まれた静かな港町として栄え、 その象徴とされる「磐座」は、古くから「天から降った神の石」 と語り継がれている。
伝承によれば、高天原の神々が磐船に乗ってこの地に降臨し、 その中でも特に龍神の加護を受けたという逸話がある。
郷土史の棚を漁ると、 寿々喜は埃をかぶった一冊の古書に手を伸ばした。タイトルは『 天幻町の伝承』。慎重にページをめくると、 そこにはこう記されていた。
「磐津神社は、神々が天より降臨した際に現れた神の石『磐座』 を祀る神社である。その地には龍神の力が宿り、 豊穣と繁栄をもたらすと伝えられる。 社殿の奥に納められた古い木札には、龍が天へ昇る姿と、 水の波紋が刻まれている。」
「木札に龍と水の模様……」
寿々喜はスマホで撮った磐津神社の御朱印を開いた。確かに、 そこに描かれた模様は、龍のようにも、 水の流れのようにも見える。
御朱印のデザインが後世に付け加えられたものだとしても、 もしかするとこの木札の意匠が元になっているのかもしれない。
「でも、それがどうして恋愛運アップにつながるんだ……?」
ため息交じりに呟きながら、本を閉じる。
古い伝承と現代のデジタル社会が生み出した奇妙な噂。古い記録が、現代にどんなロマンを紡いでいるのか――その謎は、 まだ解明されていない。
※執筆:ChatGPT/画像:Microsoft Designer
(つづきます)★第4話は4月7日(月)に更新予定です
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