「ChatGPT」にショートショートを書いてもらいました。
執筆の流れ
おおまかなあらすじ、舞台、登場人物などを「ChatGPT」に与えて執筆してもらいます。あがってきたものに対して、気になる点などを修正点としてまとめて提示し、「ChatGPT」が推敲。
そうしてできた原稿に、最低限の加筆編集を施して完成です。
作品タイトルも「ChatGPT」に考えてもらっています。
ショートショート「笑いの重力」
夜のファミレス。寿々喜と多菜花はドリンクバーを片手に、テーブルの上のポテトをつつきながら頭を抱えていた。
「ボケが弱いんだよな……」
「じゃあ強めのボケ入れる?」
「いや、そういうことじゃなくて……」
来月の文化祭で漫才を披露する予定なのだが、なかなかネタが思い浮かばない。
あーでもない、こーでもないと話していると、誰かに声をかけられた。
「角度が甘いナ」
二人が顔を上げると、銀色の肌をした細長い男——いや、宇宙人が座っていた。しかも、ドリンクバーのグラスを手にしている。
「ボケは意外性が命ダ。たとえば光の速度でツッコむとカ」
「は?」
「あるいは重力を無視したオチ。笑いの重力を操るのサ」
寿々喜と多菜花は顔を見合わせた。何を言っているのかわからない。……が、なぜかピンときた。
「……ボケを飛ばして、ツッコミがワープして戻ってくるってのは?」
「それだ!」
急にひらめいた二人は、一気にネタを書き上げる。
「ありがとう!宇宙人!」
そう言って顔を上げると、宇宙人はすでに消えていた。テーブルには飲みかけのコーラと、一枚のドリンクバーチケットが残されていた。
※画像は「Microsoft Designer」で生成したものです。
辺境の日曜音楽家。フトアゴとレオパ。鈴木絢音さん推し。ゲーム実況動画は出していません|https://lit.link/lrfr