2023年8月末。コロナに感染後、気づけば寝たきり生活に。
そんな私も2025年11月現在、まだまだ体調の波はあれど、杖なしで散歩ができたり家事をこなしたり趣味を楽しんだりと、ずいぶん楽しく過ごせるようになった。
この2年を振り返ったときに「ここがターニングポイントだったな」ということが2つある。
1つは「編み物」を始めたこと、もう1つは「自転車」に乗ったことだった。
▼前回の記事はこちら
レンタル自転車「チャリチャリ」を借りた
マンション断水当日、つまりレンタル自転車チャレンジ当日。アドレナリンも出ていたのか、ひとまず体調は良い。すこぶるいい。
チャリチャリ置き場に着き、いよいよその時が来た…!
チャリチャリの料金については公式サイトを事前にチェックしていた。
1. ライド料金
チャリチャリでは、鍵をあけライドを開始してから終了するまで、1分ごとにライド料金がかかります。 料金はチャリチャリの種類によって異なります。
- ベーシック:1分あたり7円
- 電動アシスト:1分あたり17円
※ チャリチャリのライド料金は1分経過以後、秒数は全て切り上げて計算となっております。
例)電動アシスト自転車3分10秒利用 → ライド料金¥68(ライド時間4分として計算)
1分当たりの料金が10円差。この時の脚力&体力だと電動アシストを選ぶべきだったと今考えればわかる。
しかし、漠然とした自信とアドレナリンの勢いで、なんと「ベーシック」(非電動アシスト)を選んで解錠してしまったのだ。
いや、QRコードでロック解除できるからさ、勢いでさ、解錠しちゃったんだよ。一瞬で自転車を借りれるシステム凄過ぎん?
夫からは「え!?電動の方がいいんじゃない!?」と言われた。
夫よ。その通りである。が、「もう解錠したし、大丈夫だよ~」などと返事をし、いざ、乗車!
おそらく約10年振りの自転車。…おお、すごい。ひと漕ぎで進む進む!
「余裕で行けるじゃん!!」 と、乗り始めて3分くらいは進む距離に感動して漕いでいた。
が、しかし。
ペダルがどんどん重たくなっていく。漕ぐたびに息が上がって、どんどん進みが遅くなる状態に愕然とする。
体力が、無い……!!
「自転車ってこんなに大変だったっけ?」「コメダ珈琲まで、行けるのか!?」と不安になっていると、「だから電動のほうがいいって言ったじゃん」と夫。
いや~おっしゃる通り。己の体力の無さ、なめまくってたわ。
そこで神がかった提案。
「電動に乗り換えたら?」
確かに!!チャリチャリは至るところにポートがあり、気軽に乗り換えができるのだ。めっちゃ便利やん。
運良く一番近いポートに電動自転車が一台あったので、乗り換えてみた。
ちなみに、返却時はチャリチャリポートに駐輪後、自転車の鍵とスタンドロックをかけるだけ。なんて手軽なんだ!!
念のため、返却後は都度アプリでライド履歴に料金が反映されているかを確認すると安心。「返しそびれてる?」みたいな事故は防げるかなと思う。
そんなこんなで電動アシストタイプに乗り換え。
す、すごい。
ペダルが、軽い。
笑いが出てしまうくらい、軽くペダルが踏める。大げさじゃなく、羽が生えているみたいな軽さ。
電動アシスト自転車、恐るべし。
にっこにこの笑顔で、無事コメダ珈琲に無事到着できた。コメダ珈琲近くのチャリチャリポートに返却。改めてチャリチャリポートの多さと手軽さに感動する。
疲労感は半端ない。が、それを凌駕するほどの「自転車で、一駅分行けたんだ!」という達成感と高揚感。
今まで行けなかった場所にも、自転車だったら行けるのか~。
行動範囲が広がる可能性を感じて、心が躍る。自宅から一番近い大型ショッピングモールがあるのだが、そこまで自転車だと10分程度で行ける。
そこには大きな本屋さんも、手芸店もある。想像するだけでワクワクが止まらない。
自転車、いいな。
いろんなところに行けたら楽しいんだろうな。
心を躍らせながら、コメダ珈琲での時間を過ごした。
帰りはもちろん、電動アシスト一択。軽い力でスイスイ進む電動アシストに改めて感動。
帰宅後はかなり久しぶりの長めのお出かけに疲れ果てはしたが、ふくらはぎの違和感はない。太ももの筋肉痛がうっすらとある程度。
スイスイ移動できたうれしさと、風を切って走る気持ちよさ。
「どうせ出歩けないし。行きたいとことか考えても、行けんし」と、ふてくされていた日常に希望が見えた気がする。
が、その一方、めちゃくちゃ悔しさもあった。ベーシック(非電動アシスト)で、ものの3分程度で息が上がってしまった事実。 悔しい!!!
電動アシストは素晴らしい。めちゃくちゃ素晴らしいけれど、なんか悔しい。
「ベーシックで移動できるようになりたい!」 という目標がふつふつと沸き上がってきた。
そうなると、自転車筋(筋肉)を鍛えなければ!
しかし、今の体調だと一人で自転車を乗り回すのはいろんな意味で危険なのでは?人様にぶつかってしまうことは絶対に避けたいし避けなければいけない。
どうしたもんか。
数日考えて、ふと脳裏をよぎった。
なんかジムとかに自転車あるよな?あれなんだっけ?
…エアロバイクだ!!!
エアロバイクの存在を思い出したところで、「自転車編」第一部は終了。
次回は「自転車筋を鍛えるためにエアロバイクを買う」お話です。
また、ゆるっと読んで頂けるとうれしいです。
1989年生まれ。ライチュウとプクリンが好き

