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室内でアボカドを種から水耕栽培(93日目〜144日目)

雑記

ほぼ同じタイミングで水耕栽培を始めたものの、しっかり成長の度合いに差がついたアボカド「アボ」と「カド」の観察日記です。

▼前回の記事はこちら

2025年10月2日(アボ 93日目/カド 89日目)

▲よーく見ると・・・ひょっこり

ついに「アボ」の種から芽が出てきました。

水耕栽培開始から約1か月で発芽した「カド」に対して、発芽まで約3か月かかった「アボ」。

ネットで「3週間くらい経っても発芽しない場合はそれ以降も伸びない」という情報を見たときには「そーなのか…」と軽く落ち込んだりもしましたが、粘ってみてよかった…。

 

ようやくこのときがきました。

長かった〜〜。

▲「カド」はめきめきと成長中

▲「カド」の種。「アボ」の種とは違い、玄人感漂うルックス

2025年10月3日(アボ 94日目/カド 90日目)

「アボ」はのろのろ成長中。

「カド」は新しい葉っぱの姿勢が落ち着き始めました。

▲芽がちょっとだけ伸びた

▲縦向きだった葉っぱが横向きに落ち着き出した

2025年10月10日(アボ 101日目/カド 97日目)

1週間で「アボ」の芽はぐんぐんと成長しました。

茎は赤っぽく、芽の先端は色味が異なりうっすらと産毛が生えています。

この調子でしっかり大きくなってくれよ〜。

▲「アボ」もこのあと“七支刀スタイル”を見せてくれるのかな〜?

▲「カド」の一番新しい葉っぱも緑色に染まり始めた

2025年10月15日(アボ 106日目/カド 102日目)

さらに背が伸びた「アボ」の芽の先端に葉っぱの気配が!

魚のヒレみたいな小さな葉っぱの位置を見るとわかるのですが、植物は茎の根元ではなく先端を伸ばしていくんですね〜。

▲「アボ」の茎はまだ赤い

▲「カド」。新しい葉っぱは赤みが落ち着き、少しずつ大きくなっていく

2025年10月21日(アボ 112日目/カド 108日目)

順調に背を伸ばしていく「アボ」ですが、ここで謎の“曲がり”を見せました。

・・・なんだ?

 

これは予想ですが、なんとなく窓側に向かって曲がっているように見えるので、カーテンの隙間から漏れる日光に向かって伸びようとしているのかも?

一方で「カド」はもうすっかり安定しているように見えます。

新しい葉っぱも、先輩葉っぱのように深い緑色になってきました。

▲曲がり始めた「アボ」

▲安定してきたように見える「カド」

2025年10月28日(アボ 119日目/カド 115日目)

「アボ」の先端がついに葉っぱとして開き始めました!

もしこのまま葉っぱが広がれば、「カド」に比べると背丈の低い位置での初開葉となるのですが、果たしてどうなるか。

▲「アボ」初めての葉っぱ。輝いているように見えてとても美しい

2025年11月2日(アボ 124日目/カド 120日目)

「アボ」の葉っぱが、ちゃーんと「葉っぱである!」と確認できる大きさにまで成長しました。

▲これは紛れもなく葉っぱだ!!

改めて観察すると、アボカドの葉っぱは初めは赤みがかっていて、それが時間経過(成長)とともに緑色に変わっていくのがおもしろいです。

葉っぱが紅葉する理由

書いてて気になったので紅葉の理由(仕組み)を調べてみました。

植物の葉っぱが緑色に見えるのは、葉っぱに多く含まれる葉緑体「クロロフィル」が太陽光に含まれる赤と青の光を吸収し、緑色の光を反射しているからなのだそう。

で、その前提を知っていれば紅葉の仕組みは案外単純で、寒くなり太陽光が弱まると光合成ではエネルギーを十分に得られなくなり、クロロフィルを分解して活動エネルギーとして消費する=クロロフィルが減るから。

葉っぱに含まれるクロロフィルが少なくなることで、緑色の光を反射する量が減る=緑色に見えなくなっていく。

そして、もともと葉に含まれていた別の色素が目立つようになり、これが葉っぱの色が変化(紅葉)する理由とのこと。

 

とあるサイトで気になる記述を見つけました。

モミジなど赤くなる植物では、葉緑体の分解が始まる前にアントシアニンという物質がつくられはじめます。アントシアニンは赤や紫の花などにも入っている色素で、多くなると葉は赤く色づいて見えます。アントシアニンができはじめるきっかけやそのはたらきについては、まだ完全にはわかっていません。ただ、秋になって光合成が効率よくできなくなったときに、植物の体には太陽の光が強すぎて害になる場合があります。アントシアニンは紫外線をよく吸収するので、強すぎる光をやわらげる役割があると考えられています。

【引用】紅葉のしくみ | キヤノンサイエンスラボ・キッズ | キヤノングローバル

アボカドはなぜ“逆紅葉”するのか

これを踏まえて、以下は素人の勝手な推測です。

アボカドは日光を好む植物ですが、強い直射日光は避けたほうがいいといわれています。

しかし、成長盛りのころはきっとたくさんの太陽光が欲しいはず。

だけど直射日光には弱いので、紫外線を吸収するアントシアニンをあらかじめ葉っぱに含んでおくことで、「たくさん日光を浴びたい」と「日光によるダメージを減らしたい」を両立させようとしているのでは?

アボカドの茎が最初のころは赤いのも、葉っぱと同じようにアントシアニンを多く含んでいるからなのかも??

もしくは、まだ葉っぱが十分に育つ前(光合成ができないうち)は、最初から持っているクロロフィルを活動エネルギーとして消費しながら成長しているのか。

※素人の思いつきです。間違った情報の可能性が大きいのでご注意ください

2025年11月16日(アボ 138日目/カド 134日目)

▲大きくなったけど元気がない…

話が大きく脱線しているうちに数日経過しまして、「アボ」の葉っぱもこんなに大きく成長しました。

ところがなんだか元気がないように見えます。

それもそのはず、以前も書きましたが実はマンションの改修工事的なものが行われているためカーテンを開けることができず(作業のない日曜日だけ開けている)、我が家のリビングはめちゃめちゃ日光が不足しているのです。

▲「カド」は日光不足とは思えない見た目を維持

発芽してやっとこの世界に顔を出した「アボ」からすれば、栄養がたくさんほしいこの成長期に光合成ができないのはかなりの痛手だよな、そうだよな…。

2025年11月22日(アボ 144日目/カド 140日目)

▲くるっ…

「アボ」の葉っぱが先端からくるっと巻いてしまいました。

これは異常だとネットで調べたところ「日照不足」とのことで、ああ、やっぱりかと。

 

ということで、意を決して日中は遮光カーテンを開けることを決意!

レースカーテンさえしていれば、作業員の人にうっかり室内が見られちゃう(見えちゃう)なんてこともない・・・はずだ。

▲遮光カーテンをオープン!

不幸中の幸いで、巻いてしまった葉っぱはまだ1枚だけ。

もう1枚の葉っぱになんとか頑張ってほしい…。

(つづきます)

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