碌語辞典とは
ろくご【碌語】日常的に使える碌でもない言葉のこと。造語。
本企画「碌語辞典-ろくごじてん」の目的は、その名の通り、碌語の辞典を作ることです。しかし、辞典を作るにはまだまだ碌語彙が少なすぎます。そこで、日々思いついた碌語を忘れないようこのページに書き留めていきます。要するにメモです。
小さなことでも少しずつ積み重ねていけば、必ずや辞典を作れるくらいの分量になる、はず!
あ
あすとれいぐらふぃー【Astraygraphy】もしも浮世絵の人物が西洋画に迷い込んだら…、というコンセプトのもと作られているコラージュアートのこと。鈴木広重の名義でインスタに公開中。
あつさだいれくと【暑さダイレクト】日差しが肌を刺すような強い暑さのこと。
あつし【暑死】室外と室内の温度差により暑さにやられること。
いらすと【イラスト】イライラ+ストレスの造語。イライラとストレスを抱えた人のことをイラストレーターともいう。
うーどる【ウードル】うどん、ヌードル、アイドルを組み合わせた造語。肩書きとして使われることもある(?)。
おとしものろぐ【落し物ログ/otoshi monologue】道端の落し物を撮影して、その物語を妄想(独白)すること。
おもしゃ【音漏車】音漏れしている車。
おるたてっと【オルタテット】「タオル取って」の意。
おろかもの【お濾過もの】ていねいに濾過したものに敬意を払った言い方。「マスターが淹れたコーヒーは―の代表格だ」
か
かーものらる【カーモノラル】主に老人が自転車に乗りながら聞くラジオまたはラジカセのこと。この名称はイヤホンをしていない場合に限る。
かすたむ【カス多無】あまり良くないものは、たくさんあったとしても価値は無に等しいというもののたとえ。
げんじゅうみんぞく【厳重民族】ものすごく注意深い人を指す。「忘れ物がないか何度も確認している。彼はきっと―ーに違いない」
さ
しんがー【寝具er】寝具へのこだわりが強い人。「あのメーカーのマットレスはマジでいい、って―が言ってたから間違いないだろう」
すいみんぐ【睡眠愚】寝るつもりがないのにうっかり眠ってしまうこと。「帰宅後、夕ご飯までの間うっかり―してしまった」
た
だめぜんであればきずはあさい【ダメ前であれば傷は浅い】ダメであることを前提に動くことで、深く傷つかないようにするという自己防衛手段の一つ。イントネーションは「据え膳食わぬは男の恥」に近い。
だらくっしょん【堕落ッション】おしりが埋まるような心地よい柔らかさをもつ大きめのビーズクッションのこと。人を駄目にするクッション。
とうげいか【盗芸家】パクリ作品しか作れない作家などのことを指す。
な
ねむすいみん【ネム睡眠】睡魔に抗えずに眠ってしまうこと。
のうあるかたはつめをたくす【能ある方は爪を託す】本当に頭のいい人は自分の手は汚さないことのたとえ。
は
びじょのおおあくび【美女の大あくび】外見が良くても中身が伴わないと残念である、の意。家の中ならまだしも、人目につく場所であくびをするときは手を添えたほうがいいんじゃない?
びりーぼーん【ビリーボーン】紙袋が破れて中のものが落ちること。
ぷちろすとてくのろじー【プチロストテクノロジー】過去の自分ができていたことができなくなること。小さな技術の欠落。
ほめらー【褒めラー】人のことをよく褒めること。「学校に数人は―がいたほうがいいと思う」
ま
まぐろっく【マグロック】回遊魚であるマグロが一生泳ぎ続けることをロックだとするもののたとえ。
みせたいじゅうたく【見せたい重タク】とてもハマっているもの(もしくは好きなもの)を人に見てほしいと思うこと。「重タク」とは「重度(または重症)のオタク」の略
や
やまいはぴから【病はピから】体温計で熱を測って数字を見たとたんに病人のように弱ってしまうこと。
ら
らいとせーばー【write-saver】原稿を書く量や時間をあらかじめ決めておいて、たとえ中途半端であってもその通りにライティングを止めること。または人。「今日はーだから帰ります」「毎日定時で帰るあの人はきっと―」
ろくごい【碌語彙】碌語の語彙。
ろんりーろんり【ロンリー論理】誰にも理解してもらえない考え。