はろー、はろー、「ひとりぼっち惑星」に着きました

ひと　が　もう　いない　ほし

ひとりぼっち　の　いきもの　が

そら　から　の　こえ　を　さがすため

こわれた　きかい　の　ぶひん　を　あつめ

あんてな　を　おおきく　していきます

『ひとりぼっち惑星』を再ダウンロードしました。

リリースされた2016年に一度ダウンロードしていましたが、その後スマホの機種変更を経て、当時入れていた他のアプリと同様にその存在を忘れていました。

物悲しいピアノ音楽が鳴り続ける僕の星でも、遠く離れた別のひとりぼっち惑星から発せられた声（言葉）を受信できるようになりました。

アプリの設定に合わせた創作テキスト、テスト送信、ジョーク、レシピ、嘘か本当か判断に苦しむ話、自分を知っている人には言えない本音など。

本当にさまざまな内容の声（言葉）が届きます。

その声（言葉）は2016年に書かれたものなのか、それとも最近書かれたものなのか。

星に届くのは声（言葉）だけなので、それを誰が書いたのか、いつ書いたのかはわかりません。

その声（言葉）には返信することもできません。

ただただ、受信した声（言葉）を読み、思いを馳せるだけ。

でも、たぶんそれでいいのです。

たぶん、たくさんのひとりぼっち惑星から発せられている声（言葉）のほとんどは、誰にも聞かれたくない、でも吐き出しておきたい独り言なのです。

ほとんどのメッセージに、受信者を気遣う一言が添えられています。

「最後まで読んでくれてありがとう」

「ぐちです　ごめんね」

毒だらけのメッセージにも添えられていたりします。

なんだかんだ、みんな優しいんです。

静かな夜に一人で読むのがいい。

今日も日中のうちに声（言葉）を受信して、夜寝る前に読みます。

最後まで読んでくれてありがとう。