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ポケモン剣盾 プレイ日記(17)「それではポケモンになれないんだよ」

遠出したいけど、いざ計画を立てようとしたら出不精が発動…。というわけで始めた、観光目的で「ポケットモンスター ソード」をプレイするガラル旅行記

夢の世界みたいに幻想的な「アラベスクタウン」で遭遇した、個性つよつよおじさんの夢に協力した話。
▼前回の記事はこちら

アラベスクタウン

ファンションモンスター

▲絶対に近づいちゃダメな人だ…

今までガラル地方をいろいろ観光してきましたが、この町はダントツで現実感がないですね。景観のせいもあるんでしょうけど、住人も独特というか。

 

特にこの人。

謎の理論で“自分のことをポケモンだ”と言い張ってくるんですよ〜。

なーにー!?やっちまったなあ!!

▲まあ、確かに違いますけど

俺はポケモンだおじさん
「でも、俺たちはそれをまとめてポケモンと呼ぶ。ヒバニーと俺も違う種族。俺とヤクデも違う種族だ」

▲まじか

ヒバニーとヤクデは「ポケモン」というくくりの中で別種族なわけで。そもそも「人間」は「ポケモン」のくくりではないから、さすがにその理論はトンデモすぎやしないでしょうか…?

 

と、思わず正論を返しちゃいそうになっちゃいましたが、このおじさんだって持論に無理があることは理解しているようです。

えー。じゃあどうしてそんな無茶苦茶なこと言うんですか…。

▲ポケモンになりたかった!!

ポケモンになりたいおじさん(元 俺はポケモンだおじさん)
「そうだ!ファッションを変えれば気持ちも変わるだろう。つまりポケモンの気持ちになれば、ある意味、ポケモンになれたと言ってもいいのではないか!?」

つまり、本気のコスプレ…ってこと?

わかりました!それで気持ちの整理がつくのならお手伝いさせてください!!

「燃え上がるような気持ちを表現しているような、炎を感じるデザインの服を着てきてくれ」ということなので、服を探して着替えてきます。

 

…ああ、そうか。この町にはアパレルがないのか。

ということで、いったん「ナックルシティ」に行ってきます。

▲そらとぶタクシーでナックルシティへ

▲「炎を感じる」ということは、これだろう!!

なるほど、理解した!

ジムチャレンジが終わるたびに無理やり渡されていた“タイプ別コンセプトコスチューム”はここで役立つのか!!

いらないとか言っててすみませんでした。

▲違いました

ポケモンになりたいおじさん
「…いや。気を使ってくれてありがたいが、それではポケモンになれないんだよ」

ポケモンになれる服ってなんだよ!そんな服、見たことねえよっ!!

タイプ別コスチューム、ここで役に立つわけじゃないのかよ!

 

それで、ガラル中のアパレルを探し回ってみたんですけど、ポケモンになれそうな服なんかどこにもないんですよねえ…。

もしかしたら、対象の服装はもっと先に進まないと手に入らないのかも??

▲また来ましたー

トラックジャケットやスポーツキャップには「ほのお」と銘打たれたものはありますが、これを着たところで「ポケモンになれそう!」とは自分はそうは思いません!

これで違ったらもう諦めよう。

あの人には申し訳ないけど、しばらくポケモンごっこをやっといてもらおう。

▲「ほのお」と書いてあるトラックジャケット、トラックパンツ、スポーツボストン、スポーツキャップ、スポーツサングラスを購入!

▲結構な出費になったので費用捻出

よーし、これでどうだ!

▲ご納得いただけたようです

ポケモンになりたいおじさん
「炎を感じる熱いアイテムなら、身につけることで気持ちが変わり、俺をほのおポケモンにしてくれる!」

やった、正解だ。よかったよかった。お礼に「アクロバット」のわざマシンをくれました。

 

これはクレイジー野郎の戯言とかじゃなくて、コスプレ…いや、“本気のコスプレ”の話だったんだ。

アーテイストモデルのギターを手にするだけで気持ちが高ぶるあの感じとたぶん同じ話だよな。

心からポケモンが好きで、好きすぎてポケモンになりたくなっちゃっただけの人だった。

近づいちゃダメな人とか言ってすみませんでした。

時間はかかったけど、おじさんの話の芯の部分をようやく理解することができた気がします。

▲またなんか語り始めた

ポケモンになりたいおじさん
「もし俺がウッウに飲まれたとき、誰かに捕まえられたら俺もモンスターボールに入ったことになるよな?」

▲確かにそうかもしれませんね

ポケモンになりたいおじさん
「そうしたら俺は、人間で初めてモンスターボールに捕まった男!にならないかな?」

▲あっ…

……。

やっぱり近づいちゃダメな人かも。

(つづきます)

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