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大人になって初めてわかる、武器屋トルネコの凄さ

トルネコ

【すろうすたじお】→【おとなになってはじめてわかる、ぶきやとるねこのすごさ】

「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」に登場するキャラクターのひとり、トルネコ。今回はこのトルネコおじさんの「子供のときにはわからなかった大人としての凄さ」について。ただの太った髭の商人じゃないんだぜ。

 

ドラクエ4をちゃんとプレイしたのは、2005年に発売されたPlayStation版が最初でした。「ちゃんと」というのは、実はこれより前にファミコン版を序盤のみプレイしたことがあるからなんですが、当時のことはあんまり覚えていません。小学生のころだったような・・?

どうして途中でやめたのかもよく覚えていないんですが、たぶん絵面の古さ(ドットの粗さなど)が好みじゃなかったんでしょう。スーファミのカラフルな感じに対して、正直あの程度の色味のドットじゃあ、当時の小学生には物足りなかったんだと思います。

 

トルネコおじさんを一言で表すなら、ゲーム界一の出世男ではないでしょうか。というのも、彼が初登場するドラクエ4の時点で、すでに

小さな村の武器屋で店番(歩合制の日給)
大きな城の城下町に十分な土地をもって自分の店を構える

ここまで出世しているんです。このほかにも国と国の戦争を事前に止めたり、大陸と大陸を繋ぐトンネルを掘るための資金援助したり、さらに世界を救う勇者の冒険の仲間であるなど、何かとスケールがデカイ。体がでかいからでしょうか。

さらにはのちに「トルネコの大冒険」というスピンオフ作品が1993年に出ておりまして、そこではなんと主人公に抜擢されています。なお、wikipediaによると

これだけの作品に主演およびゲスト出演しているそうな。ここまでいろいろな作品に出ているのは、ドラクエの登場人物のなかでも最も多いのでは? どうでしょう、これは誰がなんと言おうと大出世でしょう。

・・でも違うんです。

今回僕が言いたい、トルネコおじさんの大人としてのすごいところはこれじゃないんです。

妻子がいながらの大きな決断

何が凄いかって言うと、これにつきるのではないでしょうか。このすごさは子供のころには気づかなかった。守るものがあっても攻めに転じられる強さ、保守的な考えを持ちがちな僕としてはかなり憧れてしまいますね。

学校を卒業して、会社員になって、結婚して、さあどうだ勇気はあるか、といわれるとまだない。それは自分に自信がないからか、それともいまの安定を捨てるのが怖いだけか。

だけどいまの安定の地盤を作っているのは会社だけであって、その会社だっていつまで安定していられるかなんてわからないし誰の保証もないと考えてみるとすべて自分の責任になるけれど自由に動ける道もなしではないな、とか迷う。事実。

 

トルネコおじさんから少し離れてしまいました。しかしまさかトルネコおじさんきっかけで自分の現状ひいては未来まで考えることになるとは。10年前には想像もしていませんでしたね。

最近思い出したようにドラクエ4をプレイしておりまして。第3章でのトルネコの活躍を見ていてふとそんなことを考えてみたのでした。

 
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