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【北九州市立美術館 分館】もうひとつの輝き 最後の印象派 1900-20’s Paris

      2016/07/07

saigonoinsyouha1

先日、北九州市は小倉に行く機会があったので、これ幸いと「最後の印象派」展を見てきました。

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この展覧会では、クロード・モネの「印象・日の出」にその名を由来する19世紀後半の芸術運動「印象派」を継承した20世紀初頭の芸術家集団「画家彫刻家新協会(ソシエテ・ヌーヴェル)」の絵画作品などが展示されています。

20世紀初頭、パリ――1900年のパリ万国博覧会を一つの頂点に、芸術や産業の繁栄が謳歌され「ベル・エポック(良き時代)」と呼ばれた華やかなりし頃。数々の芸術運動が展開するなかで誕生した「画家彫刻家新協会(ソシエテ・ヌーヴェル)」は、アマン=ジャン、マルタン、ル・シダネルら新進気鋭の芸術家を擁し、名実ともにフランス美術界を代表するグループとなります。彼らは、印象主義を継承しつつ、新印象主義や象徴主義の影響を受け、自然にこだわり、自然のなかにある光の表現を追求し続けました。しかし、同時代に始まったフォーヴィスムやキュビスムなどの前衛的な芸術運動から距離を置いた彼らは、その穏やかな画風ゆえ、やがて表舞台から姿を消し、美術史のなかでも長らく忘れられた存在となっていました。

本展覧会は、近年、再評価が進む「画家彫刻家新協会」の画家たちを、日本で初めて本格的に紹介するものです。身近な風景や人物を、豊かな詩情を込めて親しみ深く描いた約80点の作品から、彼らの足跡をたどります。

※「北九州市立美術館 分館」HPより

当日は日曜日だったにも関わらずお客さんがほとんどいなかったため、ゆっくりと自分のペースで鑑賞できました。

ポスター(チラシ?)にも使用されている、アンリ・マルタン『野原を行く少女』の実物は想像していたよりずっと大きかった! 大草原に白いドレスを着た少女が花びらを風に舞わせながら歩く(佇む?)一瞬を描いた、とても幻想的な作品です。

大きく美しいこの絵には、展示フロアに入った瞬間に目を奪われました。「そりゃメインビジュアルに使われるわなー」と納得。それほどの存在感、見惚れます。

個人的には、吸い込まれるような構図にじーっと眺めてしまったエミール・クラウス『リス川の夕陽』、暗い色合いながら鮮やかな印象もあるリュシアン・シモン『リュクサンブール公園の午後』あたりもいいなあと思ったり。

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もうひとつの輝き 最後の印象派 1900-20’s Paris

2016年6月4日(土)~7月18日(月・祝)

会場 北九州市美術館 分館

開館時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)

観覧料 一般¥1000、高大生¥700、小中学生¥500

HP http://www.kmma.jp/bunkan/exhibition/2016_impressionists.html

大分県生まれ、熊本県育ち、福岡県在住。日曜音楽家として音楽制作、駄文筆家として本ブログの執筆を行う。そのほか、”撥弦楽器をこよなく愛するサボテン男”、”孤独のグルメごっカー”なども自称。代表曲は「マインクラフトのうた」「Paris 1920’s(『KORG M01D Super Users Official Compilation vol.1』収録)」など。

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