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【書評】「ローリング・サンダー-メディスンパワーの探求」という本を読んで

      2018/03/28

2018年一発目の記事。読書感想文というか、読後心境報告というか、そんな記事です。重たいけど重たくない感じ。さらっと。さらっとね。

昨年11月下旬あたりからちょっと精神的に病んでいた。原因は仕事に関することで、変化する社内の状況や将来への不安など。書き出してみると至極ありがちな悩み。で、こう不安定なときは、人は何かにすがりたくなってしまうようで。

12月に入って、ふとある本の存在を思い出した。それがこの「ローリングサンダー-メディスンパワーの探求」。本の存在を思い出した当初はタイトルがわからない状態だったが、とりあえず探してみようと書店へGo。こういうところは思い立ったが吉日精神。ちょっと病んだくらいじゃ変わらない。

本に関する唯一の情報は”アメリカ・インディアンに関するものである”ということだけ。で、そういった本が並ぶコーナーを見てみるもそう簡単に見つかるわけもなく。それもそのはず、こちとら本のサイズや表紙のデザインすらもわかっていない。店内案内図を見返して、もしかしたらここにあるかも?と思ったコーナーを改めて見てみると、なんとあっけなく発見。背表紙にあった「ローリングサンダー」の文字で、探していたのはこれだと直感したのであった。

本の内容については検索すれば他の人がたくさん書いているので割愛。

ローリングサンダーとは人名で、アメリカ・インディアンのメディスンマン。彼は常識では考えられない、平たい言葉で言えば魔法のようなことができちゃうすごい人。この人に密着した人が、自身の目線で持って書いた本で、読んでいるとまるでローリングサンダーの軌跡の数々を目の前で見ているかのような錯覚に陥るくらいに生き生きと綴られている。

600ページくらいある本だが、読み出すと時間さえあれば一気に読むことも不可能ではない。私の場合は仕事の合間の休憩時間だけを使ってちまちまと読み進めていたので、日数だけで表せば1か月弱かかってしまったが。

心が病んで、どうしてこの本に向かったのか。正直よくわからない。けれどこれも何かの縁なんだろう。もしかしたら呼ばれたのかもしれない。実際、このタイミングで読むべき本だったと思う。

ローリングサンダーは1997年に亡くなっている。亡くなってはいるけれど、彼の言葉や考え方はこの本にも残っているし、世界中探せばいたるところに息づいている。ような気がする。ネットではあんまり検索しても日本のサイトは引っかからないけれども。だからこそ、この本から得られるものは大きい。読んで、ずいぶんと気が楽になった。

インディアンの考え方の一つに「物事は全て正しいときに起こるし、行われるし、行うべき」みたいな考え方があって、それを実践しようと思った。今まで以上に、起こってしまったものは仕方がない、と受け入れられるようになった。成長したんだと思う。読んだだけでここまで自分の成長(というか変化)を感じられたのは初めての体験。

またいつか読み返す時が来るんだろうな、とすでに予感していたり。大事に手元に置いておこう。

大分県生まれ、熊本県育ち、福岡県在住。日曜音楽家として音楽制作、駄文筆家として本ブログの執筆を行う。そのほか、”撥弦楽器をこよなく愛するサボテン男”、”孤独のグルメごっカー”なども自称。代表曲は「マインクラフトのうた」「Paris 1920’s(『KORG M01D Super Users Official Compilation vol.1』収録)」など。

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